トライアングルテーパーについて

ロングキャストとデリケートなプレゼンテーションの両立を求めて巨匠 リーウルフがデザインしたフライラインです。テーパー部分がトライアングル形状になっており、ベリーが無く ヘッド全体にわたってずっとテーパーがついています。
○ Presentation ○
ライン先端は通常のWFラインに比べて細く、リーダーの延長のような感覚で使え、テーパー部分も長めになっているのでスムーズなターンオーバーでデリケートなプレゼンテーションが可能です。
渓流でのドライフライの釣りに必須のトリックキャスト(ライン先端やリーダーを曲げて落とすこと)が意のまま。ロールキャストも得意です。
デメリットとしては近距離のキャストでライン負荷が掛かりにくいと感じることもありますが、リーダーキャストをこなせるグラファイトロッドや自重で曲りやすいグラスロッドやバンブーロッドなら問題ありません。
○  Long Disatance ○
また、ひとたびヘッド部が全てロッドティップから出れば、一般的なWFラインより負荷が掛かるため投げやすく、シューティング能力も高いラインです。
細いランニングライン一体型のシューティングヘッド形状ですから 例えばRIO社のアウトバウンドシリーズと考え方は同じと言っていいでしょう。
距離が必要な場合は、硬めのグラファイトロッドがラインの能力をより引き出してくれます。
○ チューニング ○
空気抵抗の大きなフライやウェイテッドニンフを常用するなどライン先端のターンする力が足りないと感じる場合は、ライン先端のティップセクションをカットして短くすることで改善できます。最大30センチまで、一気に短くせずに少しずつ試しながら調整してください。